打線を組みたいけど野球がわからない人のための講座

結論

① 4番に一番つよいのを置く。守備はファースト・サード・外野・DHのどれかから。
② 3番・5番に次につよいのを置く。守備は適当に。
③ 1番・2番に次につよいのを置く。守備はキャッチャー・ファースト以外から。
④ 6番に次につよいのを置く。守備は適当に。
⑤ 7~9番に残りを置く。9番はピッチャーに、あとは残った守備位置を適当に。

書き方の例

優勝を決めた日(20160910)の広島のスターティングラインナップ

1 遊 田中
2 二 菊池
3 中 丸
4 一 新井
5 右 鈴木
6 左 松山
7 三 安部
8 補 石原
9 投 黒田

同じ日の日本ハムのスターティングラインナップ

1 7 西川
2 9 近藤
3 D 大谷
4 3 中田
5 4 田中賢
6 8 陽
7 5 レアード
8 2 大野
9 6 中島卓
 1 高梨

打線とは

野球の出場メンバーのうち、攻撃時の打者の順番・並びのこと。打順。ラインナップ。
とくにその前後の連なりに着目した表現。
9人でひとかたまり。
打線組んだにおいては、試合開始時の並び(スタメン、レギュラー)を示していることが多い気がする。

基礎知識

上位打線

1番~3番のこと。一般に打率、出塁率が高い。

下位打線

7番~9番のこと。あまり打たない。ピッチャーはおおむね9番に入る。

中位打線

そんな言葉はない。

クリーンアップ

3番~5番のこと。中軸とも。長打が多く、打率が高い。
1, 2番がつくったチャンス*1をすかさずものにする。

指名打者

DHとも。守備にはつかず、打撃のみを行う選手。守備も行う選手のうちひとりと入れ替わって打線に入る。
一般的には守備が下手な強打者がつとめ、ピッチャーと入れ替わる。
指名打者制」を採用している場合は使える。パリーグ指名打者制を採用。セリーグは不採用。
Designated Hitterの略。日本語で「デジネーテッドヒッター」とは言わない。

内野

キャッチャー・ファースト・セカンド・サード・ショートの総称。
また、それらの選手の守るエリア。
ピッチャーも位置的には内野だが、ふつう含めない。

外野

レフト・センター・ライトの総称。
また、それらの選手の守るエリア。

打順とイメージ

1番

足が早くてよく打つ。
出塁率*2が高い。
京浜急行で言うと800形。

2番

小技*3が得意。
いぶし銀。足も早い。
京浜急行で言うと600形。

ただ、某ペンギンの球団にはひたすら物理で殴るタイプもいる。

3番

チャンスに強い。よく打つ。オールマイティ。確実性。
長打*4が打てる。
ホームランよりもツーベース。
5番も似たようなものだが、3番は5番よりも足が早いことが多い気がする。
京浜急行で言うと新1000形

4番

パワーヒッター。ホームランバッター。
とにかくホームラン。
こいつならなんとかしてくれる。
多少の三振は気にしない。
京浜急行で言うと2100形

5番

ほぼ3番と同様。
3番より足が遅いことが多い気がする。
ツーベースよりもホームラン。
京浜急行で言うと1500形。

6番

クリーンナップまであと一歩の能力。
打率もそこそこに長打があるとなお良し。
京浜急行で言うと2000形。

7番

あと一歩で1, 2番。
長打は多くないが、そこそこヒットが出る。
足は遅くない方がいい。
京浜急行で言うと旧1000形。

8番

打撃は期待されていない。
自動アウト。
ただし控えのメンバーよりは強力。
もう700形くらいしかなくない?

9番

ピッチャーの場合は打撃が一切期待されない。
指名打者制採用の場合、1番バッターと同タイプが置かれることが多い。
700形より古いのもうわかんないよ。

守備位置とイメージ

守備位置は漢字1文字の略称や番号、英数1, 2文字で表されることもある。

守備位置(略 / n / XX)

で表記する。漢数字は用いない。
一般に高校野球の選手の背番号と守備位置の番号は一致する。

ピッチャー(投 / 1 / P)

投手。
専門職。カリスマ性。
左利きだと自動的にピッチャーにされることもある。

キャッチャー(捕 / 2 / C)

捕手。
強肩。ガタイがいい。
足の早いキャッチャーは大成しないってノムさんが言ってた。

ファースト(一 / 3 / 1B)

一塁手
強打者が入ることが多い。
ほかのポジションがまともにできない人の定位置でもある。

セカンド(二 / 4 / 2B)

二塁手
俊足。広い守備範囲。巧みな技術。
上手い人は守備職人とか呼ばれる。
この人は二塁の周りではなく、一塁と二塁の間のスペースを守る。

サード(三 / 5 / 3B)

三塁手
強肩。強打者。
反射神経のよさ。ダイビングキャッチとかジャンピングキャッチがかっこいい。

ショート(遊 / 6 / SS)

遊撃手。Short Stop.
強肩。俊足。広い守備範囲。巧みな(ry
二塁手三塁手を足して2で割らない。

レフト(左 / 7 / LF)

左翼手
強打者が入ることが多い。
ほかのポジションがまともにできないがファーストに先客がいる人の定位置でもある。
レフトがポンコツだとショートが過労で倒れる。

センター(中 / 8 / CF)

中堅手
俊足。広い守備範囲。巧(ry
ダイビングキャッチとかフェンスによじ登ってホームランボールをキャッチとかしちゃうとかっこいい。

ライト(右 / 9 / RF)

右翼手
強肩。
サードやホームへの鋭い返球は「レーザービーム」とも。

指名打者(指 / D / DH)

一塁やレフトに入れるのも忍びない人向け。

*1:こんな説明いらんかと思いますが、ヒットが出ると塁に出られます。塁にいる状態でヒットが打たれると次以降の塁に進めます。3つある塁を順繰り踏んで最後にホームベースを踏むと点になります。

*2:ヒットに加えて、フォアボールやデッドボールなどによる出塁も加味した数値。

*3:送りバントやエンドランなどの特殊攻撃。

*4:二塁打三塁打・ホームランの総称